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【Staff Stories】心を満たす“コンフォートフード”

シェプロスタッフが綴る、生はちみつのおはなし。
今回は“コンフォートフード”をテーマに、
生はちみつがもたらす安らぎを、スタッフお気に入りの一品とその楽しみ方とともにお届けします。

“コンフォートフード”とは、食べると心が安らぎ、懐かしさや安心感をもたらしてくれる食べ物のこと。
人によってそれは、あたたかいスープであったり、母の手料理であったりします。

以前、フランスのライターさんがこんな言葉を話していました。
「はちみつは、口に含むと心がほどけていくような不思議な安らぎがある。それはまさにコンフォートフード。」

シェプロの生はちみつを口にしたとき、鼻に抜ける花々の香りに心が安らぎ、優しい甘みに心を包まれ、身体から疲れがす~っと抜けて、何かが満たされていくような不思議な感覚があったことを思い出しました。
今まで正体が分からずにいたものに言葉が与えられたようで、
とても嬉しく感じ、この感覚をもっと多くの方と共有したいと思うようになりました。

シェプロの生はちみつと言っても、その風味はひとつではありません。
ミツバチが集める花の蜜によって、色や質感、香り、そして味わいまでもが異なります。
季節ごとに表情を変える自然の恵みをそのまま感じることができるのも、
生はちみつならではの魅力です。

数あるはちみつの中でも、私が特に心惹かれるのは「アキノキリンソウはちみつ」。
ひと口含むと、爽やかな酸味がふっと広がり、どこか懐かしい記憶を呼び起こしてくれます。
甘さの中に凛とした透明感があり、深呼吸をしたくなるようなすっきりとした後味。
それは私にとっての“コンフォート”であり、心を静かに満たしてくれるひとときです。
食べるたびに心をほどき、優しさに包まれる。
そんなコンフォートな体験を、皆さまにもぜひ味わっていただきたいと思います。

大きなスプーンにクリームチーズをすくい、その上からアキノキリンソウはちみつをとろりとかけて、ひと口でパクリ。
やわらかなチーズのコクと爽やかな酸味のはちみつが重なり合い、口いっぱいに広がるまろやかな余韻。
食後のデザートにこのひとさじを味わえば、心がふっとほぐれるような幸せが訪れます。

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ポーランドで代表的なはちみつといえば、“菩提樹はちみつ(ボダイジュはちみつ)”。
季節の変わり目や寒い時期に選ばれ、喉をいたわる習慣として親しまれてきました。
ポーランドの豊かな自然と、そこに息づく知恵をご紹介します。